創世期、全ての人間は同じ言語を話し、彼らの多くは様々な超常の力を有していました。
人は協力して、世界の中心に天まで届く巨大な塔を建てようと試みました。
天界に住む神々はこれを防ごうと様々な妨害を仕掛けましたが、ついに塔は完成し、人類は天界に到達しました。
皆様の活動の舞台は、その数百年後となります。
塔の完成は人類側、神側の双方の想像を上回る影響を世界全体に与えました。
地界と天界が塔によって繋がれたことで人類と神々は共にその間を自由に往来できるようになっただけでなく、この方法を真似た魔族が魔界にも塔を建造し、地上の塔と繋げたことで3つの世界がひとつなぎとなり、世界は混沌を極めました。
さらにそれから間もなくして、今度は三界のいずれにも属さない異世界から様々な物体や生物が迷い込むようになり、彼らは手を取り合って独自の文明を築き始めました。
当時は塔の建造と同時に突然見知らぬ異世界との繋がりが開かれたという認識でしたが、現在は塔の存在が他の異世界を引き付け、繋がりやすくしていることを異世界人、原住民両方がなんとなく理解しています。
物語の中心となる地界には、元々住んでいた人間に加え、現在多様な神や天使、魔族、異世界人のみならず鬼や竜、妖精を始めとする無数の種族が混在しています。
誰もが魔法や能力を使えて構いません。
また共通の言語を使用できて構いませんが、指導者や支配者は存在していません。
秩序立った混沌の世界で、戦いを求めるのも平穏を望むのもあなた次第です。
自分自身の目的のために行動し、世界に存在を刻んでください。