瑠
瑠璃さん (8ujxlfv8)2023/8/31 04:01 (No.70643)削除【名前】Lapislazuli Azure Clearsoul(ラピスラズリ・アズール・クリアソウル)
【性別】男
【年齢】外見:17、精神:15億1万251
【種族】人間/魂魄/魔法使い/超越者
【出身】地界
【所属】無所属
【性格】
性質上、ラピスラズリには明確に彼自身の性格と呼べる概念が存在しない。
理性的で思慮深く、常に夢の中に居るような空想家であり、この世のすべてを知り尽くしたかのような悟りきった態度を見せたかと思えば次の瞬間には勢い余って段差に躓いたりもする。
しかし彼が最もよく見せる表情は無邪気な少年のそれであり、行動もまたそれに付随する純朴なものである場合がほとんど。
好きなものは魔法と冒険、嫌いなものは平凡と退屈。
限りないものを愛し、限りあることを信じ、遍く万象を友とし得る受容の精神の持ち主であると同時に、自分を貫き大切なものを守るために力を振るうことを厭わない熱い心の持ち主でもある。
その両立こそが特異な力と生い立ちを持つ彼が自壊することなくその存在を維持できている最大の理由でもあり、どれほど困難な状況においても諦めることを知らず、しかしそれを他人に強要することはなく、諦めない者に後援を、諦めた者に救済を、それぞれ与えることを信条としている。
本人にとってそれほど重要でないことに関しては、まったく同じ状況でもその時によって判断が異なる場合がある。
気分や考え方にかなりブレがあり、外から見れば単なる気まぐれ、気分屋の類なのだが、実際には文字通りの別人であると考えた方が正しい。
そして彼にとって重要なことというのは、そんな気まぐれがどんな振れ幅になっている時でも同じ結論に至るような、その根幹を成す価値観に関わる部分なのである。
【容姿】
175cm。瑠璃色のナチュラルヘアに、どういう原理かところどころ光っているような模様が浮き出て明るい星空のような髪色。
長い前髪で左目が隠れがちだが、右は青、左は黒のオッドアイ。目付きは柔らかく穏健な雰囲気で、顔立ちには少年らしいあどけなさが残る。
色白で細身だが全身のいたるところに青黒い痣があり、特に首筋と右手の甲は変色が広い。
左手は二の腕まで真っ黒でどの角度から見ても平面に見える異質な様相を呈しており、総合して見ると人間っぽいがところどころ人間離れしている。
普段は髪と同じ星空のような群青色のローブに身を包みフードを被って目元もよく見えないが、その下は黒い薄手の半袖シャツとカーゴパンツにコンバットブーツで動きやすさ重視。
両手両足首にボロボロになった青色の布が巻き付けられている。
【武器】
『黒い左腕』
かつてラピスラズリが左腕を失った際に実験的に移植された特殊な腕。
自由自在に変形し、あらゆるエネルギーを吸収してまとめて吐き出す機能を有する。
腕としての腕力や器用さは健康な状態の右腕に依存する。
『黒い左目』
一目見るだけで相手を絶望の底に突き落とし狂気に陥らせる強烈な瘴気を発する左目。
以前は制御することができず常に眼帯を身に付けていたが、現在は自分の意思で抑えられるようになっている。
『神剣バルムンク』
黄金の紐で巻き上げられた鞘と刀身を持ち、柄にサファイアが埋め込まれた長剣。
彼が愛用する神器であり、巨竜の鱗も容易く貫通するほどの斬れ味を誇る。
剣自体が魔力を帯びており、大量の魔力を込めて剣先から杖のように魔法を放つこともできる。
邪悪な存在に対して特に強い力を示し、権力を持つ者に特攻を持つ。
『聖剣アロンダイト』
白銀の刀身を持ち柄に宝石のラピスラズリが埋め込まれた長剣。
バルムンクより入手は後だったが、自分と同じ名前の宝石が埋め込まれていることもあって思い入れが強い。
しばしば両方持って二刀流で戦うことがあり、もちろん性能も劣らずどう頑張っても刃こぼれ一つしないほど頑丈。魔法適正も高い。
長年に亘って使い続けたことで悲惨な運命を辿るジンクスを打ち払っており、あらゆる異世界の「エクスカリバー」と名の付く剣及びその所有者に対して特攻を持つ。
【魔法】
種族としての魔法使いであると同時に無数の死線を潜り気の遠くなるほどの歳月を経て磨き上げられた魔法技術はラピスラズリを超越者へと押し上げた。
その魔法行使能力は魔術の神にも匹敵し、扱えない魔法は存在しない。
体内に魔力を無限に放出する核があり、魔力が枯渇することはない。
以前は容量が無限でも一度に放出できる量に限りがあることがネックとなっていたが現在はそれも克服し、自由自在に無限の魔力を操る無類の大魔法使いと成り果てている。
知識・想像力ともに常人の理解を遥かに凌駕しているのみならず、魔法そのものに対して並々ならぬ情熱と思い入れを抱き、その限界すら知りながらも依然道を極め続けている。
【能力】
『群青の共鳴(ディープブルー)』
クリアソウルの肉体に宿る能力。
もとい、かつてその体の持ち主が最も得意とした魔法。
それは魂を操る能力であり魔法である。
あらゆる意思あるものの魂に干渉し、直接触れることで肉体から吹き飛ばしたり、対話、共鳴することで自分の中に取り込むことができる。
この能力により現在の肉体の内側では複数の魂魄が共存しており、特に強力な3つの魂を中心に多重人格的な立ち振る舞いをしているが、記憶や知識は共有されている。
これが彼の独特で矛盾に満ちた性格や奇妙な立ち振る舞いの元凶であり、同時に根源的な力の源でもある。
同時に、本来ならば使用者に一切の利益をもたらさない恐るべきハズレ能力であり、これを見事に活用しながら存在を保っている元々の肉体の持ち主の器量が成立させている奇跡と言える。
『瑠璃の心臓(ラピスラズリハート)』
ラピスラズリの精神に宿る能力。
もとい、かつてその心の持ち主が示した勇気への褒賞。
それは大切なものを守るために戦う心である。
あらゆる恐怖に打ち勝ち、精神を鎮め、邪な干渉を無効化する心理障壁。
強力な魔除けの神力を発し、魂魄に混ざり込む邪念や負の感情を打ち払うと同時に、前向きな感情を抱くとそれら全てを活力に直接変換する。
また、近くにいる他人に対して一定強度の防護障壁を付与できる。
『紺碧の衝撃(アズールストライク)』
アズールの知識に宿る能力。
もとい、かつてその思考の持ち主が到達した空前絶後の叡智。
それは現実に縛られた自由を解き放つ法則である。
いかなる秩序にも混沌にも支配されない唯一無二の魔法体系。
彼が扱う魔法は彼自身が選択し掌握する法則によって発動し、それ以外のどんな法則の魔法に対する封印や拘束も受け付けない。
あるいは、魔法を封じられても魔法を使うことができる、「魔法を使う能力」とも言える。
【権能】
『ありとあらゆるすべてを不完全にする権能』
何人たりとも、いかなる拘束をもってしても、彼の自由を妨げることはできない。
常に少年であると同時に既に混ざり物である彼は存在それ自体が不完全であり、また永遠に完成することはない。
そしてそれこそが彼の自由であり、冒険であり、完成形に他ならない。
彼が観測したあらゆる魔法、能力、自然現象や行動その他すべての概念に対してその進捗を掌握し、完了に至らせないことを可能とする権能。
一度この力が機能すれば、あらゆる攻撃は彼に決して到達することがなく、あるいは予兆を見切ればその発動すら許さず、永久の未完に押し留めることができる。
降り注ぐ雨や光すらその身に触れさせないことを可能とするが、その本質は防御でも発動阻害でもなく、「一度始まったことを終わらないままに留める」ことにある。
この権能によって一時的に中断したあらゆる現象は解除と同時に再び動き出し、完了に向かう。
時の流れに対して使えば時を止め、開いた傷口に対して使えば治癒を阻害し、無敵の存在に弱点を無理やり作り出すこともできるが、この権能の真価は「使用者自身に対して常に発動していること」にある。
つまりラピスラズリ自身が常に不完全な状態にあり、言い換えれば永久に完成することなく成長を続けている。
そして存在自体が不完全であるラピスラズリには本来完全な対象を想定するあらゆる効果が十全に機能せず、逆にそれらに対する免疫を獲得する形で自動的に成長する。
彼の前では、常に変化に適応し続ける者のみが生き永らえることができる。
【備考・詳細・その他】
大雑把に言えば、ラピスラズリ・アズール・クリアソウルは主に3人の他人の集合体である。
もちろん名前は自分で付けており本名ではない。
3人の名前は■■ ■■、■■■ ■、■■■・■■■■■■であり、それぞれが異なる世界の出身である。
といっても、彼らは塔建造以降に異世界から迷い込んできたわけではない。
■■■・■■■■■■は塔建造より3017年前に地界に産まれた魔法使いの子どもであったが、有り余る魔力を制御できず、10歳までを病室の中で過ごすこととなった。
その頃、それぞれ魔法の存在しない世界に生まれた■■ ■■と■■■ ■は各々の人生を送り、■■ ■■は初恋の少女を庇って通り魔に刺殺され、■■■ ■はお気に入りの娯楽小説に感銘を受けて独力で魔法の開発に至った。
奇しくも同時に世界の狭間を彷徨った2人の魂は青空を求めて飛び出した■■■・■■■■■■の魔法に引き寄せられ、それぞれ己の無力から、窮屈な日常から、扱いきれない力から、自由になりたいと願った3人の心は混ざり合い、一つの肉体に収まった。
その日から3000と数年、戦乱の日々が流れ、出会い、笑い合った仲間たちは去り、敗北を知り、塔が立ち、また戦乱の日々が流れ、そして今日、彼はかつての仲間たちとの思い出を胸に1人、今は誰もいない森の奥の不思議な建物の側に隠れ住んでいる。
時間軸から離れたある地点で5億年に及ぶ修練を積んだ彼の魔法力は理を逸脱しており、溢れ出す知識と空想は世界を超えて彼の偶像を撒き散らすまでに至った。
そうして極限まで練り上げられた魔法が、彼を超越者たらしめる神業である。
また、塔建造2000年前の争いの際には激戦の末に守護天使一名と当時の遊魔隊隊長の魂も取り込んでいる。
彼の人生の密度は常人の3倍であり、長さと孤独は比較の余地もない。
今は独り、かつて彼が、彼らが、そして仲間たちが愛した世界を彷徨うだけ。
そして胸いっぱいに青空を吸い込んで、どこまでも自由の海を泳いで行く。
今日もまた、新しい世界と友達になるために。
【関係性】
だれでも募集中!